5月31日より、令和3年度初となる山形県産さくらんぼのセリ売り販売が始まりました。

 当市場では毎年5月下旬~6月上旬から、山形県の主力果実「さくらんぼ」のセリ売り販売が開始となります。卸売場には仲買人らが集まり、出始めのさくらんぼをせり落としまいた。セリ落とされたさくらんぼは、県内の小売店に並び、消費者の皆様へ販売されます。

 令和3年度産 さくらんぼの作柄状況については、4月の降霜におり山形県内全域で雌しべの枯死が発生したことや、開花期の天候が悪かったことから、全般的に着果量が少ない状態です。産地によってバラつきはあるものの「佐藤錦」で20%~60%、「紅秀峰」で40%~80%の被害を受けました。

 令和3年5月27日に山形県さくらんぼ作柄調査結果が公表されました。予想収穫量は9,500トン程度で、作柄は「少ない」、前年の13,000トンに比べ3,500トン少ない73%、平年の13,900トンに比べ4,400トン少ない68%となっています。10,000トンを下回った1996年の9,260トン以来の最低水準となっています。

 出荷盛期は「佐藤錦」で6月20日~25日頃、「紅秀峰」で6月28日~7月1日頃と見込まれます。これからの天候にも左右されますが、6月中にほぼ出荷は終了する見込みです。

 【セリ売りの様子】

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